中年の危機からのキャリア

惰性で生きてる人生から再出発したくてブログ始めました

昨日まであきらめの人生を送っていました。

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最近は仕事が忙しく、社労士の試験勉強は直近1週間で4.5時間です。勉強していても、座ったまま寝ていたことが何度かありました。試験に向けて、勉強時間を確保できるか不安になりました。仕事も勉強もうまく進まず、どん詰まりです。昨日も休日出勤をしたり、年末まで土日出勤が続きそうです。

仕事のことをいろいろ考えていたら、気持ちが暗くなり悪循環ですね。「どうやったら仕事と勉強を楽しめるか」と考えましたが、暗い気持ちでは「楽しめる」ことなど思いつきません。脳が小手先のゴマかしアイデアを拒否しています。

そもそもなぜ「社労士」に挑戦しようと思ったのかを振り返りました。最初のブログで「国家資格というブランド」「将来の不安」「働き方改革」と書いていました。が、ひとつ書いていない理由がありました。それは、『私のような普通の人でも、社労士の資格なら何年か挑戦すれば何とか手に届くギリギリの資格じゃないか。合格できるどうか…それ以上の資格は無理だろう。』という想いです。

本当にやり抜きたいことかと問われると疑問が残ります。ある意味、妥協の産物です。いつから「諦め」「妥協」するようになったのか。思い出せる出来事はいくつかあります。

  • 小学5年生の時。プロ野球選手になりたいと思っていた。そこにリトルリーグ全国大会に出場経験のある転校生がやってきた。私との身体能力・技量の差は歴然としていた。その時から口にはださなかったけど「プロは無理かな」と思うようになった。
  • 中学2年生の時。ある時、学習塾で先生がとても難しい数学の問題を出題した。私を含めて誰もがお手上げの中、その塾でNo.1学力のY君がいとも簡単に解いたのを目の当たりにした。それを見て「脳みそが全く別物なんじゃないか」「僕には数学的なセンスはない」「僕の知能指数はあまり良くないんだろうな」と思い、その時から勉強を頑張らなくなった。
  • 高校1年生の時。プロテニス選手になりたいと思っていた。そこに中学時代に全国大会団体戦の優勝経験のあるS君と出会った。そのS君が高校入学時点でトップ選手になることを諦めていた。上には上がいると…私はS君を練習相手にプロじゃなくても県大会上位までいきたいと思い練習したが、身体能力の差を思い知っただけだった。2年生の頃には「やることがないからテニスをしていた」だけになった。

上記の3つの出来事以外にも、英語や数学の授業、体育の授業で有能な生徒との力の差を何度も感じる中で、「頑張ってもしょうがない」「自分はエリートの仲間入りはできない」「うちは平凡な家庭だからな」「姉は優秀だけど僕は違うからな」と思うようになりました。

思い出しましたが、私の姉は学級委員や生徒会のメンバーに選ばれるような「良くできた姉」でした。何をやっても姉には及びませんでした。「諦め」は部活動や塾からでなく、幼いころから「家の中」で生まれていたのかも。悲しい気落ちがこみあげてきました。習字を習っても下手くそな自分と優秀賞をとったりする姉と。私という個人で注目されることなく、いつも「〇〇さんの弟」でした。社会人になっても姉は優秀でしたが、私はパッとしないまま中年を迎えました。

負けるのがいやなので、最初から勝負を挑まない人間になってしまいました。負けたくない、負けを認めないプライドだけあります。自分の中に、学歴、有名企業や秀才へのコンプレックスがあります。一流大学、一部上場企業、留学経験、MBAなどに対して劣等感をもっていながら、その気持ちを暗闇に押し込んでいました。素直さが全くない偏屈野郎ですね。

いろいろ考えていたら、「諦めなくてもいいんじゃないか」「妥協しなくていいんじゃない」と思えるようになりました。「希望をもって生きたい」「今、何ももっていないからこそ、人より成長できるんじゃないか」「今からトップになれたら面白いじゃないか」と思えるようになりました。希望の光がさしてきました。今まで自分で勝手に抑え込んでいました。今、自分を抑えていたフタが外れた感じです。

ただ、今でも「優秀な人間に成りたい」という思いがあります。人によって「優秀」の捉え方は様々ですが、私の場合は学歴、資格や社会的地位です。そのこだわりはあります。これから、本気でトップや一流の世界を目指したいと思います。私にとっての価値は「その世界を手にすることそのものでなく、その世界を目指すこと。自分を制限することなく、羽ばたくこと。」です。その想いが叶うか叶わないかでなく、目標に向かって上を向いて生きることに価値を感じます。何かを為す、大冒険に挑みます。心の底では、大冒険がしたかったんだと思います。今後、どうなるか分かりませんが、その軌跡をこのブログに記録していきます。

とは言っても、いきなりVery High Goalでは挫折するかもしれません。なので、まずは変わらず社労士試験の合格を目指します。以前と違うことは、「社労士試験合格」がかなり手前の「通過点」になったことです。Very High Goalを目指しながら、生きることに希望を見いだせない人の支援をしていきたい。自分が大いなる経験をすることで、周りの人に良い影響がある人間に成っていきたい。

日常的には仕事の影響を大きくうけるので、このテンションが持続できるか分かりません。でも、気分は爽快です。この感覚は小学生以来ですね。ブログの効果でしょうか。これからもよろしくお願いします。